6月9日
梅雨の晴れ間といっても、どんよりした日です。梨の木はすでに結実し、ピンポン玉の大きさにまでなっておりました。
5月初旬より、7月半ばまで、梨農園では「摘果」という作業がなされます。「摘果」は、一枝に3個程度梨が実るのを目安にされますが、これも簡単には最適の数が分からないそうで、経験のいる作業です。「摘果」はまず形の悪いものになされます。次に元気のないものという具合だそうです。

「20世紀」、すでに袋掛けを終えている。このまま収穫まではずさない。

「幸水」、この品種は袋をかけないで大きくする。右の形が悪い実は、摘果される。

「豊水」、これも袋をかけないで大きくする。

この木は、大きな木だが、試験場の人や学生さんの練習台となる木だそうである。

不思議な木でしょう。接木してあるそうです。「秀峰」と「中国梨」が一つの木になります。

摘果前、一枝に実が密集している。

「中国梨」、ラフランスに似ている。