運動療法処方箋
健康ブームで運動をする人が増えてますが、
あなたは安全な運動をしていますか?
まず理想体重を知りましょう
参考 |
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1) |
肥満指数120%以上を肥満という。 |
2) |
BMIは25を超えた場合を肥満という。 |
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BMIは18.5未満をやせという。 |
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日本医師会 運動療法処方箋マニュアルより転載一部改変
- 基本的診療情報の判断
- 内科的疾患に対する運動療法の適応判定基準
- 整形外科的疾患に対する運動療法の適応判定基準
- 一般診療に基づく運動療法処方
運動療法の意義:
運動を健康作りの手段とする人が増えてきた。一方、半健康人や慢性疾患を有する人も増えてきた。運動することによる、それらへの治療効果を期待する新しい流れが出てきた。運動は、慢性疾患に対する治療効果だけでなく、体力・柔軟性を向上させ、心理的にも有用で、生活を豊かにする効果も期待されている。
運動療法処方の注意点:
運動は「両刃の剣」と言われ、効用と障害の両面を持っている。その両面を考えた適切な運動方法を示すのが運動療法処方である。特に、高齢者や慢性疾患を有するものの場合には、運動が有効と思われる運動強度と障害をきたす強度との差が小さく、循環器、運動器等に関係した事故を起こさないようにすることが必要である。
運動療法の基本:
運動療法処方箋は運動の種類、強度、時間、頻度からなるもので、医師により運動療法の適応があると判断されたものである。処方内容を超えず体調を考え決して無理をしなければ安全かつ有効に行えるものである。運動実践の場は、運動指導員の常駐するスポーツ施設など利用も可能であるが、自己管理の運動にも応用できるものである。
運動療法処方箋作成の手順:
患者に正しく運動するための知識を身につけてもらうことと、運動負荷試験、フィットネスチェック(体力評価)を実施して決定することが望ましい。ではそれらを実施することが不可能である。そこで「基本的情報」と「適応となる疾患の情報」より判断し、適応となる場合も運動負荷試験が必要かどうかの判断を加えて検討する流れとした。
いずれ自動診断できるようにする予定ですが、とりあえず自己診断して下さい。
1、基本的診療情報
* この中で問題がある場合には運動負荷試験が必要です。医師の所へ行って下さい。
- 自覚症状: 胸痛、 動悸、 息切れ、 めまい、 失神 などの胸部症状、又は脊椎、関節などの整形外科的症状がある場合。
- 既往歴: 心疾患(心筋梗塞、狭心症、先天性心疾患、弁膜症、心筋症etc)の既往のある場合。
- 冠動脈疾患危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、etc)がある場合。
- その他(その他の内科疾患、整形外科疾患)がある場合。
- 家族歴: 1親等以内に、心筋梗塞、突然死などがある場合。
- 生活習慣:過剰のアルコール摂取、過剰の喫煙、塩分の多い食事習慣
2、安静時検査
- 血圧:安静時の血圧測定と脈拍測定をする。高血圧ある場合。
- 安静時心電図:安静時心電図所見をみる。心筋梗塞、ST・T異常、心室性不整脈、その他重要な所見のある場合。
3、各疾患ごとの診療情報
- 虚血性心疾患、心不全のある場合:
循環器専門の医師による運動療法適応の総合判断、運動負荷試験、運動療法処方を受ける
- 呼吸不全のある場合:
呼吸器専門の医師による運動療法適応の総合判断、運動負荷試験、運動療法処方箋を受ける